ヴェニスの商人、感想文

皆さん、どうもお久しぶりです。
ところで皆さん読書ノートってのを知ってますか?
読書感想を書き留めるためのノートだそうですが、なかなか面白そうなので僕もやってみることにしました。
ただし………このブログ上で。
前回もヨコハマ買い出し紀行の感想を書いたんですが、まあ一冊読んだらその感想と絵とかを交えてうpしたいと思います。
三日坊主の匂いがぷんぷんするぜ…。

( ゚Д゚)で…まあ栄えある第一回?第二回?は『ヴェニスの商人』(光文社古典新訳文庫)です。
ヴェニスの商人に関しては多少知識はあったんですがほとんど知ったか状態だったので今回ちゃんと原作を読むことにしました。

いやぁしかしこれ四百年前に書かれたとは思えない出来ですね。
最近でもよく見かける技法とかもあって思わずにやりとしてしまう程です。
まあその技法を簡単に説明すると

太郎君がトイレに行っている間に花子ちゃんは太郎君のコップの水の中にラー油を入れました。
太郎君帰って来てその水を飲みます。
(・∀・)ニヤニヤ

てな感じですか。
つまり読者と花子ちゃんがその秘密を共有してその秘密に気づいていない人物の反応を楽しむ。
読者は花子ちゃんと一緒に太郎君のコップの水をニヤニヤしながら眺めるといった寸法です。
そういった読者の神の視点ともいえる観察者と登場人物とのギャップを上手く利用した展開が見どことの一つと言えるでしょう。
まあシェイクスピアなので読者というよりは観客席になるんでしょうかね。
ああ、あと一応、この本、舞台劇の脚本が元なのでほとんどセリフ以外の説明がありません。
まあそれでも十分楽しく読めるんですが、新訳版なら小説風にしたものも見てみたいなぁと思ったりもしますけど…。
この光文社古典新訳文庫はその後ろの三分の一程度にその時代背景とかヴェニスの商人のライバル的戯曲『マルタ島のユダヤ人』との対比などの解説が入っています。
時代背景とかそういった他の戯曲との関係性とかも一緒に知ることが出来て楽しめました。
この本はヴェニスの商人とその解説本と考えた方が良さそうですね。
(まだまだ続くのだと思って読んでいたら途中から解説に入って多少面食らいましたが…)
というわけでまあ暇があったら皆さんも読書ノートを取ったりヴェニスの商人を読んでみてみてください
では今日はこの程度で…。


シャイロックの爺さんも少し気の毒ではある…。


 



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3 comments for “ヴェニスの商人、感想文

  1. 外道さん
    2008年12月17日 at 11:20 PM

    そういえば大学の授業で話がでましたねえ
    「心臓に近いところの肉、1ポンド」でしたっけ?

    後半のご都合主義的な所はどうかと思うけどなかなかオモシロイトカ・・・
    今度は「まんじゅう恐い」についての解説をお願します!(笑

  2. 2008年12月18日 at 8:30 AM

    ( ゚Д゚)ここらで一杯茶が怖い…
    (ヽ´ω`)私めはお金が怖いです…。
    ( ゚Д゚)そういえばなんか日本昔話でも似たような話があったような…。
    確か鬼が老夫婦達を怖がらせようとする話だったかな…。
    (´・ω・`)まあそれは置いといて心臓に近いところだいたい450グラム肉取られたらそりゃあ死にますよね…。まあよほどのマッチョでも無い限り。

  3. 外道さん
    2008年12月20日 at 4:25 PM

    最近のマイブームですが

    ↓これやってみませんか?(笑)一度ごらんをw

    http://left4dead.wikiwiki.jp/

    気になったらググッテネ!
    たぶん必笑です!FPSなのにね!

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